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ビッグブックは、恐れについて何と言っていますか?

このページのAAの文献からの引用のうち、12のステップ、12の伝統(短いものと長文のもの)、12の概念の短いかたち、AAの序文は、AA日本ゼネラルサービス(JSO)が公開している日本語です。ビッグブックの本文、祈り、12の概念の長いかたち、そのほかのAAの文献や歴史書からの引用の日本語は、AAの英語の原文からの私たちの翻訳で、AAが出版した日本語訳ではありません。英語で読む

ひとことで言うと:

  • 恐れはステップ4の棚卸しの一部で、恨みの直後に来ます。この言葉は「私たちの生活のほぼあらゆる面に触れている」(67ページ)、そして「恐れは、盗みと同じ部類に入れるべきだと私たちは考える。恐れのほうが、より多くの問題を引き起こすように思える。」(68ページ)
  • 本は恐れをたどって、失敗した自己依存に行き着きます。「それは、自己依存が私たちを裏切ったからではなかったか?」(68ページ)その答えは、神への信頼です。「私たちは神に、私たちの恐れを取り除き、神が望まれる私たちのあり方に注意を向けさせてくださるようお願いする。すぐに、私たちは恐れを乗り越えて成長しはじめる。」(68ページ)
  • 恐れは、日々の見張りの一覧に残り続けます。ステップ10:「引き続き、利己主義、不正直、恨み、そして恐れに目を光らせる。」(84ページ)第10章は、恐れを「私たちアルコホーリクの最大の敵」の一つに挙げています(145ページ)。
  • 本は恐れを、何度も飲酒と結びつけています。隠された記憶は人を「絶え間ない恐れと緊張のもとに置く――それがさらなる飲酒につながる」(73ページ)、そして債権者に「向き合うのを恐れていると、私たちは飲んでしまいやすい」(78ページ)のです。

恐れの始まるところ:自分(62ページ)

第5章は、利己主義を「私たちの問題の根源」と呼び(62ページ)、それを駆り立てるものを挙げています。「百とおりの恐れ、自己欺瞞、自分本位、自己憐憫に駆り立てられて、私たちは仲間の足を踏み、仲間は仕返しをする。」(62ページ)ステップ3の決心が、最初の安らぎです。メンバーが神に頼るにつれて、「私たちは、今日、明日、あるいは来世への恐れを失いはじめた。私たちは生まれ変わった。」(63ページ)

恐れの棚卸し(67~68ページ)

本の65ページにある恨みの一覧の見本には、いくつかの被害の横に「(恐れ)」と書かれています。そのあと:

  1. 気づく。 「『恐れ』という言葉が、ブラウン氏、ジョーンズ夫人、雇い主、そして妻とのあいだの問題の横に括弧つきで書かれていることに注目してほしい。」(67ページ)それは「有害でむしばむ糸であり、私たちの存在という織物は、それに貫かれていた。」(67ページ)
  2. 自分の役割を見る。 恐れは「不運を招く一連の状況を動かし、私たちはそれを自分にふさわしくないと感じた。しかし、その玉を転がし始めたのは、私たち自身ではなかったか?」(67ページ)恨みの一覧はすでに、私たちがどこで「利己的で、不正直で、自分本位で、おびえていた」かを問うていました(67ページ)。
  3. 恨みがなくても、恐れを書き出す。 「私たちは自分の恐れを徹底的に見直した。それに関する恨みがなくても、それを紙に書いた。」(68ページ)
  4. 理由を問う。 「私たちは、なぜそれを抱えているのかと自分に問うた。それは、自己依存が私たちを裏切ったからではなかったか?」(68ページ)自己依存は「ある程度までは役に立ったが、十分には届かなかった。」(68ページ)大きな自信をもっていた人もいましたが、「それでも恐れの問題を、あるいはほかのどんな問題も、完全には解決しなかった。自信が私たちをうぬぼれさせたときは、もっと悪かった。」(68ページ)
  5. よりよい道。 「私たちは、有限の自分自身よりも、無限の神を信頼する。」(68ページ)神が望まれるとおりのことを行い、謙虚に神に頼るその程度に応じてのみ、「神は私たちが災難に平静さで応じられるようにしてくださる」(68ページ)。「信仰とは勇気を意味するというのが、時代を超えた評決である。」(68ページ)
  6. 取り除いてくださるよう求める。 「私たちは神に、私たちの恐れを取り除き、神が望まれる私たちのあり方に注意を向けさせてくださるようお願いする。すぐに、私たちは恐れを乗り越えて成長しはじめる。」(68ページ)

本が言っていないことに注目してください。恐れがたちまち消えるとも、信じる人は恐れを感じないとも言っていません。私たちは恐れを「乗り越えて成長しはじめる」と言っているのです(68ページ)。

行動のステップにおける恐れ(第6章)

  • ステップ5。 自分の物語の一部を隠した新しく来た人たちは、「エゴと恐れを失ったと思っていただけだった」(73ページ)。完全なステップ5のあとでは:「恐れは私たちから落ちていく。」(75ページ)
  • ステップ9。 債権者への恐れは、「どれだけ遠くまで行かなければならなくても」なくさなければなりません(78ページ)。第11章で、ビルが出会った男は、脚注によればドクター・ボブで(155ページ)、「自分が恐れていた人たちに、自分の問題が何であったかを話しに」出かけ(156ページ)、「驚くほど好意的に迎えられた」のです(156ページ)。
  • 約束。 「人への恐れや経済的な不安は去っていく。」(84ページ)
  • ステップ10。 「利己主義、不正直、恨み、そして恐れ」に目を光らせます(84ページ)。「これらが頭をもたげたら、私たちはすぐに神に、それらを取り除いてくださるよう求める。」(84ページ)酒については、正気が戻ったあと:「私たちはうぬぼれてもいないし、おびえてもいない。」(85ページ)
  • ステップ11。 夜の振り返りは問います。「私たちは恨みがましく、利己的で、不正直で、あるいはおびえていたか?」(86ページ)日中、「御心が行われますように」と言うことで、私たちは「興奮、恐れ、怒り、心配、自己憐憫、あるいは愚かな決断の危険がはるかに小さくなる」のです(88ページ)。

本のほかの箇所における恐れ

  • ビルの物語。 入院のあと、「恐れが、しばらくのあいだ私を飲まずにいさせた。」(8ページ)それは長続きしませんでした。「あの最初の一杯のしのびよる狂気」(8ページ)が戻ってきたのです。恐れだけでは、彼を飲まずにいさせられませんでした。
  • 失敗した出張で家を離れたビル(脚注が彼のことだとしています、155ページ)。酒をやめて6か月、ホテルのロビーにひとりでいて、バーに誘われ、「恐れが彼をとらえた。」(154ページ)。彼が次にしたのは、助けられるほかのアルコホーリクを探すことでした(154ページ)。
  • 悩まされるもの(bedevilments)。 本が解決したい問題のなかに:「私たちは恐れに満ちていた」(52ページ)。
  • 妻たちへ。 妻は「次の乱行を恐れて震えている」(104ページ)、夫が職を失うという「身動きできなくなるほどの恐れ」があり(116ページ)、そして霊的な原則が家庭で働いたときの安堵、「その後に訪れる、恐れや心配や傷ついた気持ちのないこと」があります(116ページ)。また、「恐れや不寛容のごくわずかなしるしでも、あなたの夫の回復の見込みを減らすかもしれない」と警告しています(120ページ)。
  • 雇用者へ。 「私たちアルコホーリクの最大の敵は、恨み、嫉妬、羨望、挫折感、そして恐れである。」(145ページ)

「恐れずに」

本はこの言葉を要求としても使っています。「最初から恐れずに、徹底してやってくれるよう、私たちは切にお願いする」(58ページ)、そしてステップ4は「恐れずに、徹底して、自分自身の棚卸しを行い」、それを表に作るものです(59ページ)。完全なステップ5がなければ、メンバーは「謙虚さ、恐れのなさ、正直さを十分に学んでいなかった」ことに気づきました(73ページ)。

本にない、恐れについての言い回し

恐れの頭字語「false evidence appearing real(本物に見える偽りの証拠)」は、ビッグブックにも、私たちの資料のほかのどこにもありません(検索したのは「false evidence」)。ビッグブックは、恐れは「本物に見える偽りの証拠」だと言っていますか?もご覧ください。「Fear of Fear」(恐れへの恐れ)は、第四版(2001年)の289ページにあるメンバーの物語の題で、プログラムの本文ではありません。

のちの歴史(日付つき)

1957年、ビルはAA全体について書き、「プライドと恐れと怒り」を「私たちの共通の福利にとっての第一の敵」と呼びました(『アルコホーリクス・アノニマス 成年に達する』、1957年)。これは共同体の一体性についてのものであり、個人の棚卸しについてのものではありません。「恨みこそが最大の元凶である」はどこにあり、何を意味していますか?もご覧ください。

自分で読む

出典

出典 ページ 日付
私たちのすべての資料(「false evidence」を検索) — さまざま
英語版『Alcoholics Anonymous』第1章、第4~6章、第8章、第10章、第11章 8, 52, 58–59, 62–68, 73, 75, 78, 84–88, 104, 116, 120, 145, 154, 156 1939
「Fear of Fear」(メンバーの物語、題のみ) 289 第4版(2001年)
『アルコホーリクス・アノニマス 成年に達する』(伝統1の講演) — 1957

Recovery Startsは独立した団体で、アルコホーリクス・アノニマスとは提携していません。引用は短く、出典を示しています。ビッグブックの著作権はA.A. World Services, Inc.にあります。

これらのページは、AAが自ら出版した文献を全文読んだうえで、AAについての質問に答えるものです。引用はすべて、出典のページの英語の原文と一字一句照らし合わせて確認しています(日本語訳は私たちによるものです)。Recovery Startsは独立した団体で、アルコホーリクス・アノニマスとは提携していません。私たちが読んだもの、そして各資料がいつ書かれたか。