伝統8・8月28日

最大限の役立ち

このページのAAの文献からの引用のうち、12のステップ、12の伝統(短いものと長文のもの)、12の概念の短いかたち、AAの序文は、AA日本ゼネラルサービス(JSO)が公開している日本語です。ビッグブックの本文、祈り、12の概念の長いかたち、そのほかのAAの文献や歴史書からの引用の日本語は、AAの英語の原文からの私たちの翻訳で、AAが出版した日本語訳ではありません。英語で読む

毎日の伝統・8月28日

自分で得た答え

ビッグブックは、飲まずにいるすべてのメンバーに、給与の欄のない職務内容を手渡しています(英語版102ページ)。「あなたのいまの仕事は、ほかの人たちにできるだけ役に立てる場所にいることである。だから、役に立てるなら、どこへでも迷わず出かけてほしい」。あなたのいまの仕事。趣味ではなく、仕事です。この本は本気で言っています。どんな場所でも、どんな時間でも、アルコホーリクがいるなら町でいちばんひどい部屋でも。そしてこの同じ本が賃金のことに一度も触れないのは、賃金はその一文の中にあるからです。いま、というものを持てること。死にかけていた人が、仕事と、目的と、自分が必要とされる場所をもつ。それが報酬のすべてで、とてつもなく大きなものです。伝統8は、この職務内容に給与の欄が増えることのないよう守っています。無償で現れる人たち自身が、新しく来た人に必要な証拠だからです。飲まない生き方は、何かの見返りがなくても、それだけで今夜出かけていく価値がある、という。

考えてみる

仕事は、役に立てるならどこへでも行くこと。報酬は、いま、を持てること。私は、どこで必要とされているでしょうか?

根拠:ビッグブック「仲間と共に」(英語版102ページ)。

伝統8

「アルコホーリクス・アノニマスは、あくまでも職業化されずアマチュアでなければならない。ただ、サービスセンターのようなところでは、業務に従事する人を雇うことができる。」
長文のもの(英語版563~566ページ)を読んでください。561~562ページの短いものは誰もが引用するものですが、伝統が本当に言おうとしていることが書かれているのは長文のもののほうです。たとえば伝統3の「AA以外のどんな団体にも加入していない」という一節は、長文のものだけにあります。この一節があるからこそ、治療施設がAAグループを所有することはできないのです。インターネットに出回っているものの多くは、この一節を飛ばしています。

そして、はっきり区別しておきたいことがあります。伝統は運営のための原則であって、神学ではありません。伝統が縛るのはAAのグループと共同体であり、個人や外部の事業者ではありません。伝統は1950年に、AAが誰かに所有されたり取り込まれたりしないように採択されました。あなたの私生活のための規則集ではありません。

毎日の伝統は、Recovery Startsが提供する独立した教育用の資料です。AAの公式な文献ではなく、Alcoholics Anonymous World Services(AAワールドサービス社)とは関係がなく、医療上の助言でもありません。12の伝統はAAに帰属するものです。ページの表記は、『Alcoholics Anonymous』(ビッグブック)英語版第4版のもので、短いものは561~562ページ、長文のものは563~566ページです。危機的な状況にあるときは、日本では、いのちの電話(0120-783-556、無料・毎日16:00~21:00)やよりそいホットライン(0120-279-338、無料)に電話してください。命に危険があるときは119番へ。アメリカ・カナダでは988(Suicide & Crisis Lifeline)に電話し、日本語の通訳を頼んでください。